ご両親からのごあいさつ
元気に帰国しました!!
去る4月25日に無事帰国いたしましたことをご報告させていただきます。
昨年の4月20日にショック状態に陥り、生死の狭間で不安な日々を過ごしていたことが嘘のような元気いっぱいの姿で帰国ができ本当に夢のようです。
昨年の5月東京女子医大病院の先生方のご努力で「渡航移植」の道が開け、それに臨むことを決意してから色んな方々の支えがあり今日を迎えることができましたこと心から感謝いたしております。
「救う会」を立ち上げていただくことから始まり、幼稚園時のママ友達や友人達が一丸となって菜沙を救うためにとそれは大変なご苦労、ご迷惑をおかけしました。それから、菜沙のことを知って本当に多くの方々が菜沙のためにと様々なご支援をいただき渡航が叶うこととなったこと改めて深くお礼申し上げます。そして、計り知れない勇気と決断を持って尊い贈り物をくださったドナーの方とそのご家族のおかげで菜沙のこれからの人生、将来を考えることもできるようになりました。手を伸ばせば菜沙のぬくもりを感じることができる。そんな幸せな気持ちを感じることができるようになれたこと・・・この気持ちを忘れないことがドナーの方とそのご家族そして、私どもをご支援下さった皆様のお気持ちに報いることだと思っております。
昨年の7月13日にカナダへ向かって9カ月半。。。
日本の医療との違いに戸惑いながら過ごした日々は不安と期待で暗涙にくれることも少なくありませんでした。特にヘパリンの抗体反応が出てしまい、上腕より先の部分を失うという予期せぬことが菜沙の身に起こったことは最も悲しく、辛いことでした。しかし、そんな中でも菜沙は「生きること」「元気になること」を目標に懸命に頑張る姿を見せてくれ、励ます立場であるはずの私たちが幾度となく励まされ、情けなく感じながらも強い気持ちを持ってくれていることに救われる日々でもありました。
正直残念な気持ち、菜沙に対して申し訳ない気持ちです。今までできたことができなくなったこともあるものの、今までできなかったことができるようになったことを心から喜び、明るく元気に前を向いている菜沙の姿を見るにつけ何よりかけがえのない娘が救われたことに感謝し、両親としてこれまで以上にしっかりと菜沙とともに前向きに頑張っていきたいと思っております。
これからもつらいこと苦しいことが待ち構えていることと思いますが、一つ一つのことを正面から受け止め、解決していきたいと思っております。
感謝の気持ちを忘れず、命の尊さ、大切さを胸に刻みつけ、親子ともに新たな一歩を踏み出したいと思います。
今後も、今まで同様温かく見守っていただければ幸いに存じます。
今後とも宜しくお願い致します。
最後になりましたが、同じ病に苦しんでおられる患者さんが一人でも多く救われますよう今後の日本での移植医療・再生医療の発展、前進を心から願っております。
平成23年5月10日
古家 孝一
美穂
移植手術成功のご報告
無事に手術を終えることができました!!
去る1月16日午前11:45(カナダ時間)無事に「心臓移植術」を終えることができました。
7時間程度の手術時間で終え、現在 安定した状態です。
菜沙の中の新しい心臓の力強い鼓動を感じることができ、今まで冷たく感じていた指先、足先も温かく感じることもできました。
このように大きな大きなチャンスに恵まれ無事に終えることができ、このようなご報告ができますことは 皆様のご支援・ご声援、お力添えのおかげと心より感謝いたしております。
昨年7月13日に渡航することができてから6ヶ月を過ぎ、長くつらいこともたくさんありましたが、この日を迎えられたことは 私どもにとりまして何事にも変えがたい喜びです。
ドナーとなられた方の存在があってのことだということもしっかりと受け止め、受け継がせていただいた「命のバトン」をしっかりと守っていきたいと思っております。
今まで以上に 一日一日、一つ一つのことを大切に過ごし、これからの菜沙の人生が有意義なものとなるよう 親子ともにがんばっていきたいと思います。
ドナーとなられた方のご冥福をお祈りするとともに、ご家族の方々にも心から感謝いたしております。
1月16日は 菜沙にとって、家族にとっても、新たなスタートの日となりました。
これからもまだまだいろいろな問題が待ち構えていることと思いますが、親子ともども頑張っていきたいと思っております。
今後も、変わらずご支援のほどよろしくお願いいたします。
平成23年1月17日
古家 孝一
美穂
渡航のご挨拶
皆様、いつも菜沙(なずな)に温かくご支援・ご協力ありがとうございます。
皆様の力強いご支援のおかげで、7月13日渡航の運びとなりました。
今 振り返ってみますと、4月20日に体外循環装置をつけられた時には「移植」も叶わないのではないかと絶望感でいっぱいでした。
こんなに早く渡航できるなど到底考えられませんでした。
それは、ひとえに医師の方々のご尽力、医療スタッフの方々のご配慮によるものだと感謝いたしております。
そして、何より「救う会」をはじめPTAの方々、地域の方々、本当に多くの方々のお力添えのおかげと感謝の気持ちでいっぱいです。
街頭募金にもたくさんの方が参加していただき本当に感激いたしました。参加して下さった方々の「菜沙を救いたい!」というお気持ちに触れる度、胸が熱くなりました。
「なっちゃん、がんばって!!」と募金してくださった方々、ありがとうございました。
知人だけにとどまらず、全国の見ず知らずのたくさんの方からの温かいお気持ちやメッセージ、ありがとうございました。
人と人とのつながりがこれほどかけがえのないものだと感じたことはありませんでした。
本当に多くの温かいご支援・ご協力をいただけたこと幸せに思っております。
みなさまのお気持ちを無駄にしないようトロントで頑張ってまいります。
そして、元気に走り回る菜沙の姿をお見せしたいと思っております。
今後も、温かく見守っていただけたら幸いです。
平成22年7月9日
古家 孝一
美穂
募金開始のご挨拶
この度は、私どもの長女・菜沙のことでお騒がせしておりますことをお許しください。
菜沙は頑固な性格で、何事もやってみないと気が済まない、体は小さいけれど、とても大きな声の明るい女の子です。
それが故に、今まで「何で、なっちゃんはできないの?」「しちゃいけないの?」そんな場面が多々ありました。
その度に「なっちゃんのお胸はみんなのお胸ほど強くないから無理しないでね」と説明してきました。
しかし、そんなことで納得するはずはなくやっては休み、やっては休みと何事にもチャレンジしてきました。
そんなマイペースな日々を送りながら2年生となって間もないころ 急に胸苦しさを訴え救急車で東京女子医大病院に搬送。
「拘束型心筋症急性増悪」菜沙に下された診断名でした。その日のうちに、体外循環装置装着。
心臓を休ませ、復調を待つといった処置で、装置の離脱もかなうかどうかわからない。
加えて、離脱できなければ「移植」への道も閉ざされてしまうということで、目の前が真っ暗になったこともありました。
しかし、私たちはあきらめることなく、菜沙の強さを信じ続けました。
10日後、離脱が無事にできました。
その時の喜びは、口に言い表せられないほどでした。夫婦で泣いて喜びました。
そして、私たちにとって菜沙はかけがえのない大切な存在であることを痛いほど感じ「この子を絶対に失いたくない!この子を救いたい!」思いは強固なものになりました。
その後、呼吸器が外れたものの、医師からこのままでは余命半年、もしくはそこまでもたないかもしれないこと。そして、救うためには「渡航移植」しかないことを告げられました。
私たちに迷う時間はありませんでした。「菜沙を失いたくない!」その気持ちだけです。
そして、お友達と一緒に学校生活を送りたい。お友達と一緒に外で一緒に走り回りたい。
そんな菜沙の希望を叶えてあげたいのです。
どうぞ、私どもの気持ちをご理解いただきご支援・ご協力の程、よろしくお願い致します。
古家 孝一・美穂


